田んぼの草取りを終えたあと、畔(あぜ)を歩いていると、オーナーのスエナガさんが「そこに生えているのは芹(せり)です」と教えてくれました。
自然に生えている芹です。
「もう花が咲き始めたから少し硬いかもしれないけど、自然に生えた芹は香りがとても強くておいしいんです。」
柔らかそうな新芽や茎だけを少し摘ませてもらいました。
家に帰って、おかかと醤油でシンプルな和え物に。
ひと口食べると……
「うまっ!」
芹ならではの爽やかな香りが口いっぱいに広がり、おかかの旨味と醤油の香ばしさが絶妙に合います。
スーパーで買う野菜とはひと味違う、自然が育てた力強い香り。
ほんの少し摘んだだけなのに、とても贅沢な一品になりました。
東京から約1時間。
都会へのアクセスも良く、それでいて少し足を延ばせば、田んぼがあり、畑があり、季節の草花や野草に出会える。
私はこの距離感を**「近田舎(チカイナカ)」**と呼んでいます。
便利さもある。
自然もある。
週末には土に触れ、野草を摘み、季節を味わう。
そんな暮らしが、ここでは当たり前のようにあります。
豊かさとは、何でも買えることではなく、自然とつながり、季節を感じながら暮らせることなのかもしれません。
田んぼの草取りをして、帰りに芹を摘み、その日の食卓に並ぶ。
そんな小さな幸せがある『近田舎』の暮らし。
都会で忙しく過ごす人にも、ぜひ一度体験してほしいと思います。
自然は、いつでも私たちに最高のごちそうを用意して待っていてくれるのです。
イベント『Tiny café ねこちぐら』では、そんな ”近田舎” にふれられるよ~


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